講演抄録/キーワード |
講演名 |
2024-03-19 09:40
素早い動作を可能にする高次認知機能の機序解明 ~ 視覚運動プライミング実験による検討 ~ 森田智典・○大澤 孔・矢田部清美(芝浦工大) |
抄録 |
(和) |
人間の感覚情報と運動の統合機序の理解は身体動作に影響するソフトウェアやハードウェアの設計を考える際に重要である.本研究では視覚情報と運動の統合機序について一部明らかにした.これまでのプライミングを用いた研究とは異なり,視覚情報と運動の統合機序の要因をより明らかにするため,物体認識に重要な形状および物体への運動働きかけに重要な持ち手の向きの2種類のプライミング効果を設定した.その結果,物体認識情報と運動情報の一致を要因とした二元配置反復測定分散分析で有意な交互作用を認めた.この結果より瞬発的な身体動作時にも推論判断といった高次認知機能にそれに関わる脳内辺縁系の役割の重要性が示唆された. |
(英) |
We investigated visuomotor coupling by examining shape and motion priming effects. Our result suggests the crucial role of the limbic system in cognitive control. |
キーワード |
(和) |
視覚 / 運動 / プライミング / 認知 / / / / |
(英) |
vision / motion / priming / cognition / / / / |
文献情報 |
映情学技報, vol. 48, no. 13, HI2024-14, pp. 7-10, 2024年3月. |
資料番号 |
HI2024-14 |
発行日 |
2024-03-12 (HI) |
ISSN |
Online edition: ISSN 2424-1970 |
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