講演抄録/キーワード |
講演名 |
2021-07-30 13:55
[依頼講演]有機EL素子の高効率化に資するマルチスケール電荷輸送シミュレーションとin silico材料設計 ○梶 弘典(京大) |
抄録 |
(和) |
有機ELは、現在、スマートフォンやテレビ、コンピュータ用のディスプレイとして、また、車載用への実用化など、大きな進展を示しつつあるが、その特性、価格にはまだ発展の余地が多く残されている。基礎研究面においても最近の発展は著しいが、いまだデバイス内で何が起こっているのか、その本質には不明な点が多く、さらなる特性向上のためにも、基礎研究の進展が必須である。このような中、我々は、「電荷輸送マルチスケールシミュレーション」、「有機発光材料およびデバイスのハイスループット開発」、「有機ELのNMR解析、特に、動的核偏極(DNP)-NMR解析」の3つを基盤に、有機ELに関する研究に注力している。今回、先日のSIDにおいて講演させて頂いた「電荷輸送マルチスケールシミュレーション」の話を中心に、他の2つのテーマについても時間の許す限り紹介したい。 |
(英) |
Recently, remarkable progress has been made in the field of organic light-emitting diodes (OLEDs). Here, we show our recent results on multiscale charge transport simulation, thermally activated delayed fluorescence as emitters and sensitizers for OLEDs, and dynamic nuclear polarization-NMR analysis. |
キーワード |
(和) |
有機EL / マルチスケールシミュレーション / 電荷輸送 / TADF / 材料設計 / 動的核偏極NMR / / |
(英) |
OLEDs / multiscale simulation / charge transport / TADF / material design / dynamic nuclear polarization-NMR / / |
文献情報 |
映情学技報, vol. 45, no. 20, IDY2021-18, pp. 9-12, 2021年7月. |
資料番号 |
IDY2021-18 |
発行日 |
2021-07-23 (IDY) |
ISSN |
Print edition: ISSN 1342-6893 Online edition: ISSN 2424-1970 |
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