講演抄録/キーワード |
講演名 |
2017-02-24 13:10
[招待講演]高コントラストを有する無彩色偏光板の開発 ○望月典明・樋下田貴大・服部由侑・中村光則(日化薬)・小間徳夫・戸田順治(ポラテクノ)・石鍋隆宏・藤掛英夫(東北大) |
抄録 |
(和) |
従来の偏光板は、平行位の短波長において吸収が強く、黄緑色を呈する問題を有していた。その問題は、主に液晶ディスプレイの色再現性に影響を与える。それに対して、我々は新たな二色性染料を開発すると共に、偏光板中の染料の配向性を改善することで、平行位及び直交位における各波長の透過率が一定となる無彩色偏光板の開発に成功している。しかし、これまでの無彩色偏光板のコントラストは十分でなく、更なる高コントラスト化が望まれていた。それに対して、我々は染料の新たな配合設計と短波長領域の二色比を向上しうる染料を開発することによって、従来の無彩色偏光板が有するコントラストを14倍向上させることに成功した。 |
(英) |
We have succeeded in developing new achromatic dye-type polarizers with high contrast ratio which is 14 times higher than conventional one. This achromatic polarizer was realized by the optimum combination of dichroic dyes and improvement of dichroic ratio of yellow dye. |
キーワード |
(和) |
無彩色 / 偏光板 / 二色性染料 / 高コントラスト / 高耐久 / 反射型液晶ディスプレイ / / |
(英) |
Polarizer / Achromatic / Dichroic Dye / High Contrast ratio / Durability / Reflective LCD / / |
文献情報 |
映情学技報, vol. 41, no. 7, IDY2017-18, pp. 1-5, 2017年2月. |
資料番号 |
IDY2017-18 |
発行日 |
2017-02-17 (IDY) |
ISSN |
Print edition: ISSN 1342-6893 Online edition: ISSN 2424-1970 |
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